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〜そして世界中に笑顔を〜

「麺屋こころ」開業ストーリー

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Story02「ファンからオーナーへ。こころの脱サラ人生」

「麵屋こころ」六角橋店オーナー 栗原創一氏

1980年6月生まれ、愛知県名古屋市出身。「台湾まぜそば」のファンで、飲食業での起業を志して、知人である「麵屋こころ」代表の石川琢磨氏が展開する東京の店で修業。2018年12月にFCオーナーとして「麵屋こころ」六角橋店をオープン

「麵屋こころ」六角橋店オーナーの栗原氏は、「台湾まぜそばのファン」であり、「石川琢磨代表のファン」でもある、「麵屋こころ」のすべてを愛する人物だ。

 

栗原氏は「麵屋こころ」代表の石川氏と同じ名古屋出身で、石川氏より3歳年上だが若者時代から石川氏と交流があった。栗原氏にとって石川氏は心根に裏表がなく、人を引き付ける力がある人物で好感を抱いていた。

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「麵屋こころ」で修業して、FCオーナーとして独立

 栗原氏も石川氏が修業した「麵屋はなび」の「台湾まぜそば」の味に衝撃を受けた一人で、ファンとして通い詰めていた。後に石川氏が「東京に行って台湾まぜそばで勝負している」ことを知り、名古屋でのサラリーマンを辞めて上京し、「麵屋こころ」本部での修業に入った。その目的は、飲食店で起業するためであったが、「麵屋こころ」では大岡山本店、溝の口店、高田馬場店、柏店、神楽坂店、秋葉原店と、さまざまな店で仕事をする機会を得て、それが大層勉強になったという。それぞれの店はレイアウトや構造が異なっていて、最も効率のいい働き方を探り出す能力が身に付いたという。現在の「麵屋こころ」では、テーブル上に調味料を置くことは加盟店の判断に委ねられているが、六角橋店では「魚粉」をはじめとして、さまざま揃えている。

 これについて、栗原氏は「さまざまな店を経験したからこそ、自分らしい表現を見つけ出すことができた」という。

 

 栗原氏は、起業を目指して今から2年前に、一旦名古屋に戻っていたが、石川氏から連絡があり「横浜の六角橋で『麵屋こころ』をやってみないか」と誘いを受けた。この店は2016年にオープンした店で、当時のオーナーが辞めることになったのだという。

 早速、横浜に出向き、店舗と周辺の街並みを見て回ったところ、「この街で商売をしよう」と情熱が湧いてきたという。そして「麵屋こころ」のFCオーナーとなることを決意した。

 

2018年11月に、この店を引き継いだ。自分がオーナーとなる上で客席のレイアウトを変更した。以前はカウンター席が2列で、1列はオープンキッチン側、もう1列は壁側に向いていたが、このスタイルに違和感を抱いて、壁側のカウンター席を取り外してテーブル席を配置した。こうして現在の30坪弱・25席強という店になった。現在は個人事業として経営していて、フルタイムの従業員1人、ほかアルバイト7人程度の体制で運営している。

 

 六角橋は、東急東横線の白楽駅の西口から南の方に広がる一帯で、比較的富裕な住宅街である。駅から幹線道路の旧綱島街道までは300mに及ぶ六角橋商店街に、メインストリートがあり、ここに170ほどの商店がある。お神輿をはじめ、さまざまなイベントが開催されて、地元密着の街となっている。また旧綱島街道を隔てて神奈川大学があり、学生街の様相も呈している。

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事業家として多店化ないし新業態出店を検討中

 このような立地環境の中にあって、六角橋店の客層はとても多様だ。学生をはじめ教員・職員、サラリーマン、そして女性客が多いことも特徴だ。1人の場合もあれば、2人の場合も、また、女性だけでカウンター席を埋め尽くしているシーンもある。さまざまな立地の「麵屋こころ」を知る栗原氏であるが、「これは横浜・六角橋独特の文化」と捉えている。土日は、周辺の住宅街からファミリーが来店する。これらでほぼランチタイムに50人、ディナータイム50人の来客がある。お客のほとんどはリピーターで、「この曜日にあの人がくる」ということが予測できるほどだ。

 

人気メニューは「台湾まぜそば」がダントツだが、「麵屋こころ」の本部では、さまざまなレシピを持っていて、オーナーの要望に応じて新メニューを選ぶことができる。また、本部の了解を得ることができれば、オリジナルのメニューを投入することもできる。栗原氏はこれから寒い季節に備えて辛いラーメンを検討しているところだ。

 

「麵屋こころ」の中でも六角橋店の際立った特徴は、アルコールを求めるお客が多いということだ。ビールは、缶ビールのほかに生ビールのサーバーを入れて、またレモンサワーも飲めるようにしている。缶ビールは業務用冷蔵庫に入れていることから、キンキンに冷えている。それもお客から人気を得ているという。おつまみはラーメンのトッピングを利用してもらっているようだ。

 

栗原氏は個人事業主の立場から、店舗展開を想定している。まず、六角橋とは異なる立地で「麵屋こころ」を出店するという発想。最近、FC店のオープンが続いているが、どの店もよく繁盛していて、栗原氏にとっても六角橋店と競合しない場所で、新しい顧客を獲得するということだ。もう一つは、「麵屋こころ」とは別の業態を同じ六角橋に構えるという発想。これで地域密着の顧客に多様な外食を楽しんでもらおうということだ。この別業態のアイデアについて、代表の石川氏と会話をする機会を持っている。

 

栗原氏は「麵屋こころ」のさまざまな店舗を経験したことで、飲食店経営者としての見識を磨き、FCオーナーとなって2年間を経て、事業家としての道を拓こうとしている。

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